掌蹠膿疱症の原因

掌蹠膿疱症の原因はハッキリとしていない

金属アレルギーの原因が一つ疑われている

掌蹠膿疱症患者全体の2~3割については、細菌感染や金属アレルギーが起因とまではいえなくても、関係していることがわかっています。詳細な検査をしながら、治療に専念していけば、快方に向かっていくことが期待できるでしょう。

残りの患者の7~8割は、検査においても原因まで到達することが難しい状況にあり、対症療法を続けていくことになりますが、長い間の症例経過観察では、ほとんどの症例が自然治癒に向かっていくことがわかっています。

治るまでの期間は人それぞれであり、確実な断言はできませんが、平均で3年~7年ほどという目安が数字として出せるものではあります。

掌蹠膿疱症に影響するといわれているのが、細菌感染金属アレルギーなどですが、アレルギー体質の人に限ってデータ上の数字をみると、全国で3,000万人とも5,000万人ともいわれているのです。

金属アレルギーである人は、その中の8割になります。ほとんどが体質変化による遅延型アレルギーということで、いつの間にか症状が悪化してしまうことが多いのです。原因は検査でも見つけづらく、知らず知らずのうちに隠れアレルギーになってしまっているのでしょう。

細菌感染や喫煙による関連性が出てきている

確固たる原因が不明であるにも関わらず、それでも関連性がいわれるのが金属アレルギーと細菌感染ですが、細菌感染について見ていきます。

医学的な言葉でいうと、慢性化膿性病巣ということになります。細菌による感染が慢性的にある場所が存在しているということです。この場合、慢性扁桃腺炎、歯槽膿漏、蓄膿症、中耳炎などを持っていると、掌蹠膿疱症が同時に悪化したり、先に掌蹠膿疱症が発症したりすることがあるのです。

他にも興味深いデータとしては、掌蹠膿疱症が発症した多くの方に喫煙傾向が見られるということによって、喫煙が掌蹠膿疱症の原因に関連している可能性がありそうだともいわれており、ニコチンが症状を悪化させているという解明がなされています。